『対馬丸体験記』

対馬丸生存者・遺族の上原哲夫さん(乗船時沖縄県立第二中学校3年生)による手記(複写)。哲夫さんの家族は、哲夫さん、弟の浩志さん(乗船時甲辰国民学校5年生)、母親、妹が対馬丸に乗船し母親と妹が犠牲となる。手記には、対馬丸撃沈や、掃海艇に救助されるまでの漂流中の出来事(負傷している弟の浩志さんを船員に託し別れたこと、フカの群れが襲ってきたこと、救助された掃海艇で浩志さんと再会したことなど)、救助されて運ばれた鹿児島県での様子などがつづられている。手記は『戦時下の学童たち 那覇高六期生「戦争」体験記』(2011年出版)の原稿。40枚綴じ。

資料名 『対馬丸体験記』
年代
数量 1部
寸法(cm) 26.1×36.6×0.4
受入年度 2004年
受入方法 寄贈
提供者 上原浩志