対馬丸が撃沈された翌日、いち早く遭難現場へ向かい救助活動にあたった鰹漁船「開洋丸」の元乗組員・杉本寛さん(救助時16歳)が救助活動の様子を記した手記。手記には、裸になりロープを腰にくくりつけて海中に飛び込み、50~60名を救助したこと、救命胴衣を着けたままイカダの下敷きになって亡くなっている人が多くいたこと、まだ助けを求めている人たちがいる中で、断腸の思いで救助を打ち切らなければならなかったことなどが、便箋3枚につづられている。1994年に寛さんが亡くなり、妻(寄贈者)が遺品整理をしている時に手記を発見した。書かれた時期は不明。館内にて展示。
資料名 | 『対馬丸遭難者救助の件』 |
---|---|
年代 | |
数量 | 1部 |
寸法(cm) | 18×24.3 |
受入年度 | 2014年 |
受入方法 | 寄贈 |
提供者 | 杉本佐賀子 |