旭ヶ丘公園(那覇市若狭)に建立されている、対馬丸犠牲者の慰霊碑「小桜の塔」の写真。2018年に撮影されたもの。小桜の塔の建立は、那覇市の波之上護国寺住職の名幸芳章大僧正が旅先で偶然に知り合った「愛知県すずしろ子供会」の河合桂会長(当時)から、「沖縄に子供のための慰霊塔がないので、自分たちの力で是非つくりたい」と申し出を受けたことからはじまった。同会の松浦浅吉顧問(当時)が中心となり一円募金を始め、愛知県知事や同県の大きな協力・献金を得て、名幸住職が現地で指揮をし、1954年5月5日の子供の日に、波之上護国寺境内に、沖縄戦没学童のための慰霊塔として建立された。年々慰霊祭への参列が対馬丸関係者に限られてきたことから、3年目の1956年に開催日が対馬丸受難日の8月22日に改められ、1958年に対馬丸遺族会の管理するところとなった。そして1959年、旭ヶ丘公園内に移転・改修された。
| 資料名 | 小桜の塔の写真 |
|---|---|
| 年代 | 2018年 |
| 数量 | 1枚 |
| 寸法(cm) | |
| 受入年度 | 2018年 |
| 受入方法 | 撮影 |
| 提供者 | 対馬丸記念会 |
